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第二部について
ちなみに幻の第二部は掲載誌の休刊のため1話のみで中断されている。ダイの息子が活躍する燃える展開だったのに残念!そう、連載版ではダイは地球にとどまり、カレンの手によって念願の生身の体を手に入れ、結婚なんかもしちゃったりしたのであった!!
というわけで、ここで連載版のラストと第二部のあらすじを紹介しましょう。
ファイナルブラストによってゴルドを倒したバトルサンダー。しかしゴルドは言う
たしかにこのわたしはいまここで消えるだろう。だが、いいかよくきけ。私自身が消滅するのではない・・・・フフ・・・・
謎の言葉を残し、ゴルドは消えた。そしてバトルサンダーとWWの面々はグラッシャー基地を脱出し、地球はグラッシャーの基地を殲滅にかかった。(ここまではコミックス通り)
そしてカレンと再会するダイ。カレンはダイの体から兵器をとりだし、人間に戻せるという。喜ぶダイ。残る問題はのりこちゃんだけだ。「あの子、俺のこともしかして好きだったんじゃ・・・。カレンがいない間なかよくしすぎたかな」余計な事を悩むダイであった。
とにかく平和になった地球。しかし、月の裏側ではゴルドが再生しつつあったのだ!!(第一部終了)
第二部
それから20年後。グラッシャーの攻撃が始まった。次々と飛来する隕石獣。応戦するWW隊も市街地では思うように反撃ができない。「バトルサンダーはどうしたんだ!バトルサンダーはまだ来てくれないんですか!隊長」隊員の叫びに、第七隊長である無限=ダイは答える。「あてにするな。やつは・・・もう二度と来ない!」
20年前、カレンはダイの細胞の一つを削り取り、そいつを培養液の中で育てた。そして5年後、ダイは兵器の体から脳を移植し、生身の体を手に入れたのだった。ゴルドによって殺されるダイ。そしてカレンも死んだ。サッカーの試合に出ていて難を逃れたダイとカレンの息子、アキラはのりこと研究所の残骸の前に立ちすくむ。
そこへ、傷ついたジョウが怪我人を抱えてやってきた。「もとの兵器の体に戻してもらおうと来たが、もう・・・俺は・・・だめ・・・らしい・・・。むすめ・・・レイを・・・たのむ」ジョウも死んでしまう。「おばさん、兵器の体ってなんだ?」
カレンの研究所の地下室。そこでアキラはバトルサンダーの体に出会う。「バトルサンダーがなぜここに!?」叫ぶアキラ。のりこはレイの服を脱がせ、カプセルに入れる。そう、彼女はレイをジョウの兵器の体に改造し、命を救おうとしているのだ。
そうこうしているうちに世界中は月からの隕石獣に襲われていた。そして月ほどの大きさにまで成長したゴルドが月を破壊し、その姿を現した!地球におそいかかるゴルド。WW隊総隊長は言う。
人類の歴史は、いまここに終わりを告げるのだ。全員、人類史のラストに立ち会えた事を喜べ!歴史上最後の戦士に選ばれた事を誇りに戦いぬくのだ!
安っぽい夢をみるなっ!人間は地球しかないんだ!最後まで地球を守り抜く!俺たちにはそれしかないんだ!ここは神が人類に与えてくれた唯一の場所だからな!
だが希望は捨てるな。どのような絶望の淵にあっても全力で立ち向かうところに何かが起きる!俺たちの理解の範囲を超えた"道"が必ず残されている筈だ!いつだって俺たちはそうやって生き延びてきたんじゃなかったのかっ!違うか!
…
南無三!地球内部に侵入するゴルド。海に沈む日本。そして研究所の地下ではのりこがアキラにバトルサンダーとなって闘えと告げていた
「いやだっ!冗談じゃない!レイはいいよ。重傷だから・・・。でも・・・でも僕は全然怪我してない。そんな兵器になんかなりたくない!いやだあっ!」
「いいのよ・・・。アキラの好きなようにして・・・。おばさんが男だったらどう言うかわからない。でも、おばさん女だから。
アキラの事を愛してるわ、おばさん・・・。だからあなたを兵器体になんかしたくない・・・その気持ちが本当なの・・・」「アキラ・・・。あなたがバトルサンダーになっても、今のゴルドに勝てるかどうかはわからないわ。今ここで人間のまま死んだとしても誰もあなたに文句を言わない」
苦悩するアキラ。壁を殴り、そして言った。
「のりこおばさん!一つだけきいてほしいお願いがあるんだ
十倍だ!
おやじの十倍くらい強く改造してくれ!」
決心するアキラ!そのとたん、嬉々として改造の準備にとりかかるのりこ。そう、彼女はいつかこんなこともあろうかとカレンのもとで修行を積んでいたのであった!(おいおい)。いま!新(ネオ)・バトルサンダーを切り札とした、人類とゴルドの最後の決戦が始められようとしていた。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ お・わ・り そ、そりゃないでしょ!?ここまできておいて、ヒーローマガジンは休刊。コミックス化されたバトルサンダーはラストを大幅に修正されて第二部は闇に葬られてしまったのでした。く〜〜〜〜!!