ビッグコミック掲載
短編作品集


97年頃から、ビッグコミック誌に不定期連載が始まりました(以前にも『バトルフィールド』のシリーズもありましたが)。対象としては少々上の世代を狙ったこれらの作品群もまた、一つの島本ワールドでしょう。

これらの作品はきっと単行本化されると信じていますので(ね?>小学館さん)、詳しくは紹介しませんが、雰囲気をつかんでもらえれば幸いです。


卓球社長シリーズ


メッキマンシリーズ


読み切り短編シリーズ


卓球社長

1997年 ビッグコミック増刊5月18日号(小学館)

温泉卓球とは、誰もが楽しめ、誰もが手を出していい、娯楽スポーツの王道である!!しかし時々、温泉卓球を協議の卓球とをいっしょくたにし、完璧な勝ち続けを狙うバカ者が出てくるものである。

とある会社の新入社員研修合宿が行われている温泉地。ここでもまた、勝ち続けを狙うバカ者が部長をいじめていた。そこに現れた社長。思い上がった青年に、卓球を通じて「道」を説くことができるのか?社長!!


卓球社長・最強の敵卓球会長!!編

1997年 ビッグコミック増刊8月18日号(小学館)

シリーズ第2話。合併した会社が、ふたたび二つに分かれることになった。ここで問題になったのが、最高級リゾートホテルの会員権をどちらの会社が負担するかだった。額として3千万円!!双方一歩も引かないまま話し合いは平行線と辿り、そしてついに卓球で白黒をつけることになった!!果たして、勝負の行方は!?


バンゲーム・ナイト
1997年 ビッグコミック増刊9月18日号(小学館)

バンゲームとは盤ゲーム。ひょんな事から「人生ゲーム」をやることになった三組の夫婦が織り成す人間模様。人生はゲーム、ゲームは人生。幸せとは?生きがいとは?


卓球社長
第3話 ダブルスセメントマッチ編
1997年 ビッグコミック増刊11月17日号(小学館)

卓球に命をかける社長。しかし社長にも悩みがあった。新事業拡大のために急遽3億の金を用意しないといけないのだ!そんな折、ひょんな事から、堂々信金の支店長と卓球の試合をする事となる。もしも勝ったら好きな事を何でも聞いてくれると言われた社長は「勝ったら担保なしで3億円貸してもらえる!!」と勝手に決めてしまう!!
かくして社運を賭けたダブルス戦が始まった!!はたして社長は3億を手に入れることができるのか?


メッキマン
1997年 ビッグコミック11月25日号(小学館)

自らを価値のある金のメッキでつつみこみ、あたかも全てが金であるかのような印象を人に与えつづけ、ある日フラリと会社をやめる…。そういうビジネスマンを人はメッキマンと呼ぶ!!

今日も今日とて、メッキマンは研修で大坂に来ていた。早く着きすぎてしまった彼はホテルで暇をもてあます。しかし、メッキマンたるもの時間が有効に使われないのは我慢ができない!!そんな時…


卓球社長
卓球に人生を賭ける男達の巻
1998年 ビッグコミック増刊3月2日号(小学館)

今日も卓球に打ち込む社長。彼の卓球仲間の一人、相沢さんも社長と同じく卓球に人生を賭けている人間の一人だ。しかし、相沢さんは社長に負けつづけていた。社長にライバル心を燃やす相沢さんであった。
そんな相沢さんが食道ガンを患い、入院してしまう。明日は手術というそんな日、相沢さんは病院を抜け出し、社長に最後の勝負を挑む。果たして勝負の行方は!?


帰ってきたメッキマン
1998年 ビッグコミック1月10日号(小学館)

忘年会シーズンこそ、メッキマンの真価が問われる時である。いついかなる時でも優秀な人材として振る舞わねばならないメッキマンにとって、宴会の上での盛り上がりに一つについてもおろそかにするわけにはいかないのだ。どうする!?メッキマン。


卓球社長
涙のリストラ卓球編
1998年 ビッグコミック増刊5月30日号(小学館)

人事異動。時としてそれは本人にとって不本意に映る。ここにもまた、異動について不服を持つ男がいた。高朋第3支店に異動になった影山。日頃から社長批判を繰り返す影山は、会社の温泉旅行においても社長の来ていない事もあって、相変わらずの毒舌を振るう。「社長の影口はやめろ!!」ちょっとした争いは本社と支店との争いにまでエスカレートしていた。卓球でウサを晴らす支店組。同僚に社長の似顔絵を描いた紙袋をかぶせ、ラケットのかわりにスリッパを握らせていたぶる影山。

「人をスリッパみたいに扱っているとこーゆー目にあうんだ!!」

しかし彼は知らなかった。その紙袋の中身が社長本人にすりかわっている事を。

「キミはただ足に踏まれるだけのスリッパで終わっていのか!?」

ここに熱い闘いの幕が切って落とされたのであった。


次の作品についての情報は小学館ビッグコミックスのホームページ(http://www.bigcomics.shogakukan.co.jp/)をどうぞ…と言いたいトコロですが、詳細な連載情報については載ってないみたいです。こまめにコンビニ等でチェックするしかないでしょう。