『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

俺は、かつて今まで「間に合わない」と弱音を吐いたことなど一度もない・・・
−たとえ締め切りまであと一日しかなく・・・
24ページほどの原稿が白いまま残っていたとしてもだ・・・

逆に「あと1日で24ページ描いちゃっていいの?」とか
「24ページの原稿料が1日で稼げる。ラッキー !!」ぐらいの考えで乗り切ってきた !!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

たとえば・・・ドラえもんのタイムマシンにのってだな、来月のこの雑誌をもってきたとする・・・
この本にいまやってる作品が載っていないと思うか・・・?

そうだろう・・・俺もそう思う・・・だから、

きっと大丈夫なんだ!!

苦しいのは今だけなんだよ!!きっと!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

来月・・・もし俺の作品が載っていなくても・・・この世の中にゃ何の影響もありはしない!
同じように日は昇り日は沈む!
犯罪はあとをたたず、一歩一歩高齢化社会へと進んでいく・・・!
ちっぽけな作品ひとつ、何も変えることはできやしない・・・非力なんだよ・・・!

だから載っても載ってなくてもいいんだよっ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

一人の命を救うということはですね!!
「無限の未来を救う」ことなんですよっ!!

「救急戦隊ゴーゴーファイブ」からの引用ですが!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

「本物のヒーローというのは、自らの弱さを認めたときになる」もんじゃあないのかね!?

「激走戦隊カーレンジャー」からの引用だが!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

狙われている以上眠れんというのなら・・・!
前に進んでいくしかない!!残された道に立ち向かっていくしかあるまいっ!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

どんな職業だって命がけなんだ・・・!!
いいか、今こうしている間にも刻々と時は過ぎてゆく・・・
過ぎゆく「とき」はお前の「命」そのものであり、おれの「命」だ!!
おれたちはその貴重な「とき」 − 「命」を原稿にたたきこむんだ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

担当がやるきをなくさせるからといって・・・やる気のないマンガを描く必要などなかったのだ!!
他人がいいネタをくれるからといって使わねばならんという理屈もない!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

マンガなんて描いている場合じゃあない・・・か!!言われちまえばそれまでだ・・・
もしかしたら人生・・・どんな瞬間だって、マンガなんか描いてる場合じゃあないのかもしれん・・・!!!
だが!おれは描く!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

だめだ・・・今!ここでつかまるわけにはいかない・・・!!今回の仕事 − 原稿が上がるまでは・・・!!
で、でもいいのだろうか・・・そんな「逃げ」をやってしまったら・・・さらに罪が大きくなるかも・・・
い、いや、いいのだ!
たかが日本一国の法律・・・

人間と人間の信頼!!絆!!締め切りなどのほうがはるかに大切なはずだっ!!
ここは・・・あえて・・・おれは・・・損な道のほうを選んでやるっ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

おれは今まで「悪は倒すべきもの」と決めかかってネームを切っていましたが、
悪には悪の、それなりの理由があるんです!!
ああっ!でも、やはり悪は悪!!許されてはいかんのです!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

「どうしようもないことがあって、どうにかしなくちゃならないんですが・・」
「そうか・・・よくあることだ・・・。そういうときは・・・お前がどうにかしろ!!
お前がどうにかするしかあるまい!!」
「おれが・・・どうにKじゃします!」
「しろ!!」

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

似顔絵を描いてくださいと言われたら
マンガ描きに似顔絵を頼むのはスジ違いだとクギを刺すっ!!
これが一番大事だ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

おれが仮面ライダーを描くときは、必ず変身前の役者、藤岡弘を頭におきながら描くことは知ってるな?

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

思い荷物が枕になったような青空気分ですっ!!

「仮面ライダークウガ」のエンディングからの引用ですが!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

病気のため物理的に原稿が間に合わなかったという理由なら、自分なりにも落としてもOK・・・、いや、しかたないが・・・「気持ちが奮い立たないので、落としました」なんて・・・おれはマンガ家としておれを許せるのか・・・!?

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

すまん・・・武装社の谷口さん!
あんたのところのカットを一点あげるだけなら、それは造作もないことなのだが・・・しかし!
おれの戦いはそれで終わるわけではない・・・!!
最後まで勝ち抜かねばならん身なのだっ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

締め切りというのものはこの交通標識によく似ている・・・
とりあえず守るべき基準は決まっているのだが、正確に守っている人間はごくわずか・・・!
誰もが少しはオーバーしているもの!
いや、だからといってオーバーしていいというわけではない・・・
いちばん大切なのは、やはり「安全」なのだ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

人間てのは不思議なもんだなあ・・・
仕事ばっかりしていると、遊びたくって、遊びたくって集中できず、能率はあがらんし、机に座っているのもイヤになる・・・。
だが逆に、好き勝手に時間を無駄にしながら遊びまくっていると、さっきまでイヤだった仕事も・・・やりたくてしょうがない心境になる・・・!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

一度締め切りをのばしたら・・・次からはその締め切り日に合わせて描くようになる・・・
それがあいつら・・・マンガ家なのよ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

「な・・・なぜ仮面を!?」
「そこまでしてマンガ家に威圧感を与えたいのか?」
「能力を3倍に高める作用があるのかも・・・?」
「内部に特殊なハリが埋め込まれていて外せないの・・・?」
「あれを外すと頭蓋骨がなくて・・・直接「脳」っ!?」

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

あれだけの依頼を1日のワクの中に書き込むこと自体、すでにおかしいのだ・・・
あれは初めからスケジュールではない・・・カレンダーに感性で書いたラクガキなんだ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

「リニアモーターカー」か・・・
磁力を利用し、まったく新しい概念で超スピードを可能にした、夢の移動手段が、ついに実現か・・・!!

マンガも・・・そろそろ、そうあらねばならんのかもしれない!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

地球にはこういう言葉がある・・・

だまされたと思って食ってみろ!!

ふふ・・・たいていはだまされるがな・・・・

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

おれはたかが地球の一ホモサピエンスにすぎんから、発想も地球的で申しわけないが・・・

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

本物の名で載るこの作品は、決してニセ者の作品であってはいかんのです!ここに先生がいらっしゃったら、おそらくこう言うだろう!
「いつまでもニセ者でもあるまい!本物を越えようとしないかぎり、本物の味は出せない!」とな!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

3万円といえば、100ガンプラですよっ!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

マンガ界にはこんな説がある

地上には常に多数のアイデア波が、宇宙線のように降りそそいでいるという。それを敏感な人間や波長の合った人間が、おのおのキャッチして作品にするというものだ!!その年のファッションや流行などに画一性がみられるのも、それが原因なのだ!
これによって、違うマンガ家が、同じアイデアの作品を同時期に発表してしまったりもするのだ。
しかし、これは「盗作」でもなければ「パクリ」でもない。

創作活動には「必ず」といってよいほど付随してくる「自然現象」の一つなのである!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

昔、「風のエネルギー」で変身する特撮ヒーローがいたが、おそらく彼は、本当の風だけがエネルギー源ではなかったのだ。
実態的風+感覚的風!!
相手が発するオーラ風とでもいうのか・・・そいつもおそらくエネルギーになっていたに違いない!!だとすれば、強い怪人を相手にしたときに、より強力なパワーでキックを放っていたのも十分に説明がつく!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

それでも行かねばならん・・・
なんとしても・・・
たとえ将棋盤をひっくり返してでも、これですべて終わりにするのだ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

すでにサイは投げられたのだっ!!

ここで止まるくらいなら、最初っから一歩は踏み出さん!!

もはや行きつくところまで行くのみだ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

「レッド」と呼ばれることに意義があるのでもないだろう!!
戦隊のリーダー格として、地球の平和を全力で守る!!そこに意味があるんだ!
ただ「レッド」と呼ばれ有頂天になっているようでは、本物とは言えんだろう!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

戦隊モノというのは毎回、敵ロボットを倒して終わる一話完結がふつう!ですが!
たまに「つづく」で終わる時こそ、全体のテーマにかかわる重要な録り逃せない回だったりするんですよ!!これが!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

夢というものは、いつもまぶしく光り輝いて追う者を照らしてくれる。失敗しても、倒れても、あきらめずに追うんだ・・・光を追いつづけるんだよ!!そうすれば、必ずいつかは、夢に追いつき、追い越す時がくる!夢を追い越した時にこそ・・・
今度はボクらが「光」になるんだよ!!

「激走戦隊カーレンジャー」からの引用だけどね!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

いつかは描けるようになる・・・いつかはたどりつけるさ、きっと!夢をあきらめるなよ!
勇気を強く抱きしめて・・・胸の熱い鼓動を信じるんだよ!!

キミの大好きな「ウルトラマンティガ」はそういう話だったね!?

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

ここ一帯が「頭脳地帯」だ!!そしてこのイスがその中心。まわりに命令を伝達するのを司る神経なんだ!
複雑なのはあたり前だ!むしろどんどん発達するにしたがって複雑になていくもんだよ!
『脳』だからな!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

「人はパンのみに生きるにあらず」ですよ!心の栄養が大切なんですよ!
オモチャはボクにとっては大切な心のオヤツなんですよっ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

自分にとって納得のいく仕事をやりとげる!!これがプロの姿勢ではないかな!?

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

「おれはその時、ボクシングマンガを描きたかったのだよ、実は!」
「じゃあ、ボクシングを描けばよかったのに!!」
「ふ・・・そう簡単にはいかんのさ・・・大人の・・・プロの世界はな!!
同じ時期に同じ雑誌で、ほかのマンガ家がボクシングマンガを連載していたとしたら!?

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

テニスには「一発逆転」とか「一撃必殺」とかがないんだよ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

少年マンガにとって、作品中のヒロインが一般に認知されるということ。
もう、それは勝ったも同然ということである!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

ワイヤーを使ったふうな、カンフーアクション!!
そうだ、これだ!!このインチキっぽいカンフー連続技!!これならばやられがいがあるというもの!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

若い男女が二人きりで無人島にとり残され、ひとつ屋根の下で過ごす!他人にどう誤解されようとも何も言い訳できん・・・。この状態になってしまった、それ自体がある意味、罪!!何もないという弁解が逆に見苦しい!!
たとえ本当に何もなくてもその状況を作り出した時点で・・・
もう負けなのだ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

一度デッサンを勉強してしまうと、二度と「なんかくるってる」絵は描けなくなってしまうという・・・。ヘタが「売り」になるんなら、売れるうちに売っとくべきかも!
歌が上手くなって、逆につまらなくなった歌手もごまんといる!それだ!それなのだ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

山は高ければ高いほど、険しければ険しいほど登りがいがあるという!!
必ずや頂上にまで登りつめて、いい景色をながめてやるっ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

作品が、作者の人格に反映する!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

男は、逃げるの!?と言われると逃げられなくなる性質がある!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

お金はな、おもちゃを買うためだけにあるんじゃないんだぞ!将来のために貯金をしたりとか、親に感謝の贈りものをするものいいし、体にいいことをするとか、困ってるヒトに協力してあげるとか!
いや、今はおれも急なんでそんなことしか思い浮かばんが、とにかく他にもためになる使い方がいっぱいあるはずだぞ!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

ハングリースポーツ!!
そのハングリースポーツ・ボクリングは階級性で、減量なども要求されるはするが、物質的に見てみると、一番強い立場にいる世界チャンピオンはハングリーじゃないだろう!?
金と名声と地位をすべて手中におさめた一番物質的に満たされてる男が。一番強い位置にいるんだよ!!

『COMIC BOMBER 吼えろペン』より

おしまい