廃部だっ!!
『逆境ナイン』より逆境とは、思うようにならない境遇や、不運な境遇のことをいう!!
『逆境ナイン』より勝てるか勝てないかの問題じゃない・・・
絶対に無理でも、勝たなければならないんだ!
逆境とはすべてが思いどおりにいかない、不運な境遇のことをいう!!
『逆境ナイン』より星か・・・
この宇宙では今も、おたがいの星の運命をかけて、壮大な宇宙戦争がおこなわれているんだろうなあ・・・
それにくらべりゃ・・・たかが野球!!
まだまだ どうにでもなるさ・・・
なあ、宇宙よ!
男の三つの条件が、おれたちに無茶をさせているのさ!!
ひとつ!!男はイザという時にはやらなければならない!
ふたつ、今がイザという時である
そして みっつ、おれは・・・おれたちは 男なんだッ!!
「まるでつな渡りのようだな・・・それもおそろしく細いつなだ・・・」
「だが、つなは渡れる!!」
『逆境ナイン』より神が・・・おれたちのために涙を流してくれたんだ!!
これは神の涙だっ!!
『それはそれ』!!
『これはこれ』!!
『逆境ナイン』より逆境とは・・・自分の甘い予想とはうらはらに、とてつもなく厳しい状況においつめられた時のことをいう!!
だがそれは、男の成長に必要不可欠なものだと人はいう!!
野球の歴史など たかだか150年!!人間が生まれてから現在に至るまでの歴史の流れにくらべれば・・・
ゴミも同然ッ!!
おれたちが甲子園にいくために必要なのは野球の知識じゃあない!!それよりももっと深いなにかを、あなたなら教えてくれるはずだっ!!
マンボウのうつろな目の、どっこがいいんだ!
『逆境ナイン』より敵を知り己を知れば、百戦殆うからずや
だが、知っているつもりでも、意外とそうでないものもあるということだ。つまり、知っているつもりが一番のおとし穴!大丈夫だという心のスキを敵はついてくる。
敵をのんでも、のまれるなッ!!
『逆境ナイン』より試験まで日曜をはさんであと6日!!神はこの世を6日でつくり7日めに休まれたっ!!
おれもやるっ!!
今、おれにはわかった!!すべてのカラクリがとけたぞ!あのメンバーでは甲子園にはいけんのだ!だから赤点を取らざるをえなかった!!
大いなる宇宙の意思が彼らをそうさせたのだ!
と、いうことはだ、これから集まるメンバーなら・・・必ず甲子園にいける!!
おれの・・・おれたちの野球部は、ついに天に目をかけられた!!
しかもその中におれが入ってるということは・・・おれも天に選ばれたのだっ!!
とりあえずこれだけは観てくれっ!そうしなければ心が通じあえんっ!!
『逆境ナイン』より王貞治は、野球を観てた偉大な男ではないっ!やりぬいた生き様が偉大なのだ!
くやしかったら756本打ってみろっ!!
すでにひと目ぼれは架空の物語やSFではない!!実際に見た人が100人をこえるという、すでに万人が認める事実なのだ!!しかし、なぜそのような現象がおこるのか解明した者はいない!!
だが恐ろしいことにそれは、すでに恋人や婚約者がいてもおこりうる。
たとえ命をかけ、青春をかけ、燃える対象があり、やつの青春にはもう入りこむ余地がなくても、そいつは無理やり入りこんでくる!!なにかを押し出して・・・
おれは王さんの精神を!!生き様を狙うことに決めたのだッ!
いうなれば、第2の王、王二世をめざす!
そして、そのオレの姿をTVで見ていた子どもが、今度は三世をめざす!!
王の血は永遠に不滅だっ!
こまかい逆境なんかにいちいち全力でぶつかってたらどうなる!?
時間は限られている。どでかい目標に向かっている時はいちいちかまうな!ふりはらって進んじまえっ!
誰だって、たたけばホコリはでる!!
『逆境ナイン』より背に腹はかえられんっ!!
『逆境ナイン』よりも・・・もう・・・甲子園なんかどうでもいい!!この子の目が・・・ひとみが見てくれるならば・・・世界中を敵に回したっていい!!
おいおい!!世界中を敵に回すってことは、まず日本から追われて、自力で衣・食・住を世界中からにらまれる中でまかわなきゃいけないんだぞ!!しかも、いつ誰に命を狙われたって誰も助けてはくれないんだ!!だって、世界中が敵なんだから・・・!!
それでも・・・いいっ!!
『逆境ナイン』より息子はひとつの目標を目指していた。その結果がまだ出ぬうちに女に夢中になるということは、男として最低な責任の放棄であある!!もしもここで女に走るような男なら、たとえこのままつきあいを続けても、またほかにかわいい女子がでてきたらどうなるか!!たちまちその女に必ず走る!!
男の行動など一時が万事!
ひとつのものごとに対し、命がけで責任をもち、歯をくいしばり、最後まで全力をつくすことができて、はじめて一人前!!それさえできずして女子にだけはやさしくいい男になろうなどとは片腹痛い!!
闘志はあんたのことを真剣に好きだったようだが、それならばなおのこと!!ものごとを途中で放棄するような男としてあんたとはつきあえんし、そんな男とニコニコつきあうあんなっであってほしくもない・・・!!
もともと選べる道はひとつだったのだ
つらく・・・つらく苦しい戦いだった。しかし・・・もう思い悩むことはない・・・。明日は決勝だ。おれがこうやって女のことでウジウジ悩んでいるあいだにも、日の出商の彼らは血ヘドを吐きながら練習していたにちがいない!
だがな・・・日の出商の部員たちよ、聞けっ!!もし仮にきみたちにひとりひとりに桑原さんが与えられたとしよう。そのうち何人が桑原さんをふり切って決勝に出ることができる!?おそらくはひとりもいまい!!部長の高田とて例外ではない!!ヘラヘラして桑原さんとデートする姿が目にうかぶわ!
ようするにだ!おれは今、ひとつの山をのりこえた。身もだえするほどつらい、ひとつの試練に打ち勝ったのだっ!!もう目をつぶってもうかぶのはただひとつ!!
見える!甲子園が見える!!
おれの甲子園が見えるッ!!
たとえ明日の試合がどうなろうと、来年になればまた夏がくる!!1年に一回は必ず夏はやってくるんだ。
その時お前はなにを思う!!
夏がくるたびに腰をぬかして戦う前に逃げた過去を思いうかべるのか!!
それとも強大な相手に対し果敢に立ち向かった思い出かっ!
どちらか一つを選べっ!選ぶのだっ!
思い出は一生ものだが、決められるのは今だけだっ!!
どうせ試合しても、ボロ負けするのなら、やらないで負けたほうがいい!!
そのほうが疲れなくってすむし、「やっていたら勝ったかもしれないのにね」という可能性だったのこる!!
その「やってたら勝ってたかもしれない」という可能性・・・それがこれからのおれの人生をささえてくれるんだ!
惨敗した思い出が・・・血のにじむようなくやしい思い出が・・・
明日にふみだす一歩となるんじゃあないのかっ!
はっきりいって歴史に名が残る!!
『逆境ナイン』より「一生逃げるのもなんだけど、一生進むってのも・・・こわい」
『逆境ナイン』より「逃げるが勝ち・・・ってコトワザもあるよな・・・
じゃあ、逃げろっ!!
『逆境ナイン』よりいい?ここで負けたら、最終回裏とひきかえに、きみは私をふったことになるんだよっ!!
『逆境ナイン』よりたかが100点差。
形の上だって勝ちます!!
「100点差なら、まだやりようはあっても・・・200点差にでもなってみろ。絶対勝てない!!」
「100点差でも絶対勝てませんよ」
『逆境ナイン』より男の熱い魂。それは交わした腕と燃えたぎる眼光によって伝達される!!
これは冗談ではない!!
人間にはもともとひとりにひとつづつ”魂”がある!!こちらの魂をふきこむ必要はない
そう、やる気のパルスを共振させればよいのだ!!
やる気パルスの伝達にはさまざまな方法がある。
言葉で伝える方法、映画や映像で伝える方法、文章として伝達される場合もある!!
危険なのは、まちがってやる気のないパルスを伝達されてしまった場合である!!
「毎日毎日つまらないが、人生ってこんなもんさ」という本に共感しているサラリーマンなどはこのパルスである。
人間なんてうらぎりと不信の関係しかないのさ番組に共振する中流家庭!!このパルスにそまってると最後は息子が勝手に家をとびだすぞ!
不倫を好み、すぐに男や職をかえるパルスにそまりたがるOLも多いという!やめろ、やめてくれっ!たのむ!
きみよ!パルスを正せ!
『逆境ナイン』よりやる気パルスのとくちょうは、ものごとをすべて前向きにとらえ、どのような状況においても最高の判断をくだすことができるのだ
『逆境ナイン』より女とは、追わせるものと みつけたり
新屋敷 章
『逆境ナイン』より男の闘いとはなんだ!?つねに自分の限界との勝負ではないのかっ!?
自分のワクをこえようとしないやつに勝利はあるか?成長はあるか?新たな目標はできるか?
できるわけがない!!
まぐれが105回といったな!!たしかにまぐればかりなら100回以上もつづきはせんだろう。
がしかし!!
まぐれが10回でもつづいた時、まだそれを人はまぐれと呼ぶか?
否!!実力と呼ぶ!
そうなれば さらに大きなツキがきても容易につかむことができよう!!
そいつをつかんでいるうちにまた実力!!
最後の1点は完全に実力できさまを打ちのめした1打となるだろう!!
「もうダメです、先生!」
「ダメという言葉は使うな。本当にそんな気になってくる」
不屈よ・・・既成概念にとらわれるな・・・
だいたい1試合で100点差をつけられることじたいウソのようなマンガのような現実だろう・・・
いや!!かえってマンガならばそんなリアリティのない展開にはしない。読者がついてこないからな。
まさに事実は小説より奇なり!!
世の中にはおまえの想像をこえることがたくさんある・・・
だから下手な想像ならするな!!
自らの範囲をせばめるようなことは、男の中の男のすることではないっ!!
男がもし死に場所を求めるために生きているのだとしたら・・・
その一番の見せ場でみっともないマネはできませんよ
逆境と絶望のうずまく死の淵をただよいながら、それでも歯をくいしばり、屈辱とはずかしめに耐えて耐えて耐えぬいてきたのは、そのあとにいつか必ず天が味方してくれる・・・その一瞬を信じて待っていたからだ
『逆境ナイン』より命がけで目ざめ、命がけで家をでたあと、命がけで試合にのぞみ、命がけで振っているのです!!当たらないはずがないでしょう!!
『逆境ナイン』よりわかった・・・わかったぞ
飛行機があれだけ高くとべるのは・・・
すさまじいばかりの空気の抵抗があるからこそなのだ!!
一流をめざす姿勢こそ本当の一流。勝敗はその単なる結果にすぎん!!
一流同士での戦いは、勝つほうも負けるほうも一流!!
こじつけでもつじつまがあえばそれにこしたことはない!!
『逆境ナイン』より自らを一流と思った時、人間は没落する!!
『逆境ナイン』より増長とは
ものごとが思いどおりにうまくいった時、高慢になったり、調子にのってつけあがったりすることをいう!!
満点以上はとれないが、満点はとれるようにできている。とれ!!
『逆境ナイン』よりしょせん男は一人!
『逆境ナイン』よりたしかに井の中の蛙 大海を知らず そういう言葉があります。
たしかに蛙は大海を知らなかったかもしれない
だが、通用しなかったとはいってない!!
大海を知らなかった蛙の中にも、十分大海に通用したやつはいたはずだ!
それが、そんな言葉のトリックにひっかかって、どれだけの才能がつぶされてきたことか。
歴史の白いページをおれたちが切りひらいてきているのだ
先人の腰の抜けた言動にまどわされるなっ!!
男がものごとをなす時に一番危険なのが最初と最後だ!!ほとんどの決意がこのどちらかでくずれる。
まず最初。失敗をやる前からおそれて1歩がふみだせない!!口だけは達者だが出発ができない!!
もうひとつは今のおまえだ。24メートル泳ぎきったときにその功績に満足した・・・もうすべてなしとげた錯覚におちいったのだ!!最後の瞬間を前にして後ろをふり返った。
できる男は目標に到達しても振り返らない!
その先にまた新たな目標が見えてしまうからだ!!
できる男にふり返ってるヒマなど、ないっ!!!
花火が好きでね・・・
より高く
より大きく
より明るく
より奇抜に
より美しく
それが花火の姿勢!!おれはそんな花火が好きなんです
しかも大きく花ひらく瞬間に、力強くドン!!それがたまらなくしびれるんだ
おれも花火になりたい・・・
人々が見上げる大空に舞いあがり、轟音をあげて光りかがやく大花火に・・・
「きみたちはおれを知ってるのかっ!?」
「不屈闘志」
「背番号1」
「ピッチャーで4番」
「全力学園野球部キャプテン」
「声がでかい」
「ひとりだけいつもつっ走る」
「せっぱつまって生きている」
「ひとを運命の渦にまきこむ」
「女によわい」
「いいわけがうまい」
「魂がスパークしないとすぐダメになる」
男の価値は「昔どうだったか」できまるもんじゃねえ
「今現在どういうやつか」できまるもんよ
逆境か・・・なつかしい言葉だ・・・
おれが本気で走り出せないとき・・・走り出したが壁にぶつかり、迷い、悩み、本気を出せなくなったとき、逆境ってやつがいつも現れて本気パワーをださせてくれたような気がする・・・。
だが・・・おれは今 本気だ。
燃えたぎるほどに!!どうしていいかわからんほどに本気だ!
逆境の力をかりるまでもないっ!
記憶を失ったなどという、うしろ向きないい方はやめてください!!
過去を捨てたのです!!
『逆境ナイン』より