write 1997/10/05
ジャンプ第46号の予想編
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「週感ジョジョンプ」第52号

PAGE3・小林さんより

Hermit Purple attack JUMP No.46!


 お待たせしました。JJNことPAGE「ジョジョネット」のリアルタイム伝言板でもすさまじいパワーで予想されている小林 啓一さんの登場です。フーゴに関する読みはかなり鋭いものがあって私も唸りました。

投稿者:小林さん

 実は私は、あのおっぱいちらりのシーン(^_^;)などを見てて、フーゴはトリッシュに気があるのかと思っていたんですよ。しかし今週のフーゴはトリッシュのことをボロクソに言ってましたね。

「つい2日前に出会ったばかりの 会話もろくすっぽしたことのない女なんかのために! 無関係な女なんだぞッ!」

 だもんな〜。なんでそこまで言うかな〜と思ったんですけど、最初に出会った時、彼はトイレから出てきたトリッシュに、ハンカチがないからって上着で手をふかれていたんですよね。もしかしてそれを根に持っていたのでは?(笑)。

 冗談はさておき、唯一ちゃんとしたエピソードが絵で語られていないフーゴの過去は、いったいどうなっているのでしょうか。「ボスが自分の娘をどうしようがボスにはボスの考えがあった事なんだ」とか、組織やボスに対する盲信に思えます。そういう忠誠心以前に人として大事な事に考えがいかないと、時として某教団のように大量殺人を犯しても疑問に思わなくなってしまうんだよな…。「命令とかに関係なく、ブチャラティはそういうことはすげー嫌うんだ」と言い切ったナランチャに比べてフーゴは今一つブチャラティを理解していないようですし、

 「あんたに恩はあるが」とは言うものの、フーゴとブチャラティの関係、入団時のいきさつなんかは、他のメンバーとはちょっと違うのかもしれません。一週間お休みのあとの再開の最初は、ぜひ彼の過去を明かしてほしいですね。ブチャラティの裏切り!という大転回から、逆にブチャラティたちや私達読者から見れば「フーゴだけがブチャラティに造反!」になってしまった今となっては、ちゃんとその理由を知りたい所です。

 さて、リアタイでうっかり予告しちまった「パープルヘイズの弱点」なんですが、それほどの大発見ではないし、もしかしたら大外れかもしれないんです(^_^;)。
 それを承知で言いますと、すでに書かれている通り、あのウィルスはいったん散布されたが最後、そこにいる生物には本体のフーゴを除いて誰にでも感染してしまって、感染した後は病死を止められないんでしたよね(射程距離が短いからには、フーゴが感染しててはぜんぜん意味ない(笑))。それを知っているからには、過去にそうやって何人かを犠牲にしてしまっているんだと思うのですが、さすがにプッツン(死語)の彼とは言え、それは二度と繰り返したくないはずです。だからこそアバッキオが言っているように、彼はよほど追いつめられない限り、めったにパープルヘイズを出さないで封印しているのでしょう。
 その彼の自重を信じるならば、敵から見たら、フーゴが一人になっている間、彼を人込みの中で襲いさえすれば、もう抵抗することもできないのではないでしょうか。なんせただのパンチをくらわせて、それをマン・イン・ザ・ミラーがブロックしただけでも簡単に外れて割れてしまったほどのもろいカプセルでしたから、ウィルスをまかないで戦うことは至難のはずなのです。

 そこで当面の予想としては、彼がブチャラティの戦列を離れたことを知ったリゾットあるいは別の敵(スクァーロなど)がフーゴに接近し、自分の仲間に引き込もうとします。もうブチャラティの所に帰ることはできないと思い込んだフーゴはいったんその話に乗ろうとするのですが、やはり心の底ではブチャラティに心酔してて(ここでエピソードを明かしてほしい!)どうしても敵の側につききれなかった彼はとうとうパープルヘイズを出して戦うことになります。しかしそこはベネツィアやローマなどの大都市で、まわりは無関係の大衆だらけ。ここでもし大量殺人を犯してしまっては、いかに敵を倒してもおめおめとブチャラティのもとには帰れません。

 そうやって追いつめられたフーゴは、ようやくパープルヘイズのウィルスの殺傷能力を加減したり、特定の敵だけにくらわすコントロール能力に目覚めることになるのです。コミックスに載っていた「ウィルスは成長もするのだ」を参照すれば、たとえば相手を殺してしまわず、意識不明にとどめるとか、逆に自然のウィルスに対して自由自在にワクチンを作れるとか(笑)、そういうのはどうでしょうか。

 ちょいと気持ち悪い話になりますが、「リゾット」ってイタリアの雑炊ですよね。あれから能力を推理しようとしても、どうしてもあのドロドロの料理からは、敵をドロドロに溶かしてしまう強力な酸やアルカリ、もしくは即効性のウィルスを連想してしまうんです(^_^;)。そこで、その能力に対抗できるような方向にパープルヘイズが成長してほしいな〜と、そういう予想でした。

 今まで一度として当たったことのない私の予想、これだけ幅広く書いたら一部はヒットしないかな(笑)。

 フーゴとトリッシュの怪しい関係(笑)についてはジョジョンプでも何度か取り上げてきましたが、今回の件でなんとなく一気に破綻した感じです。それはともかく、「フーゴは組織に対する盲信がある」という事は、他の予想者の方も書いておられる通りです。そういった人間像へのアンチテーゼが今回のエピソード(「乗りかかった船」という言葉とかけていると思う)なんでしょうが、「トリッシュは俺だ!」と瞬間的に悟って行動してしまうナランチャも相当、危ないものがあります。全員、危うい少年の時期というのが今回の話作りに大いに貢献していると思うのですが、やはり今後、フーゴがどう考えるのか、という事に興味は集中しますね。

 パープルヘイズの弱点なんですが、「X-MEN」などでも能力が生まれて初めて発生したら他の人を傷つけてしまい以後、能力を使うのに慎重になったというエピソードはよくあるので、フーゴがセーブをするという事はよく考えられます。あるいは口の中にカプセルを叩き込んだところをブチャラティが口にチャックをつけて滅殺という連携プレイとか(味方じゃないとできないけどね………)。

 あと、リゾットのスタンド能力なんですが、美的センスから言っても敵をすぐにどろどろにしてしまう能力かもしれませんね。ゲロで敵を溶かすといったようなものではないかも………。


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