write 1997/09/23
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「週感ジョジョンプ」増刊第3号

PAGE14・しんやさんより


 最近の投稿は、なかなか濃い。というのも終盤に至って、話も複雑になってきている上、いろいろな可能性が(キャラクター自体はどんどん減っているにもかかわらず)見えてきたからです。終盤になってより盛り上がると思うんですが、これはよく考えると変。普通は「やっぱり最後は何々と何々が戦って、こういう展開になるよな」と共通の読みで盛り上がれるわけですが、誰もが全然バラバラの読みで、うっかり人に話せない………。これが、「隠れジョジョファン」を増やしている要因なのか………?

 さて今回遅くなりまして住みませんが、初投稿、しんやさんの投稿です。

投稿者:しんやさん

 ボスのスタンド、キングクリムソンの能力については、「時間を消し飛ばす能力」であることが明らかになりましたが、僕の予想(妄想)では、キングクリムゾンの能力は、ただこれだけではないと思います。吉良吉影のバイツァダストのように、他の能力も持っている可能性も十分に考えられると思うのです。(なんせボスだしね。)

 そこで僕の予想(妄想)するキンクリのもうひとつの能力とは「人生の時間を全て消し飛ばす能力」です。この能力をくらった人間は一切の存在を消され、その人間に関する記憶もボス以外の人間からは消されます。
 つまり、対象の人間をはじめっからいなかった事にしてしまう能力です。
 ボスはこの能力を使ってトリッシュを始末しようとします。というか、していました。
(命はもらたーっ!のシーンなんかではこの能力でトリッシュを消し去ろうとしていたわけです)
 これならば、何故わざわざ護衛させて連れてこさせてまで、ボスじきじきにトリッシュを始末しようとしていたのかの説明がつきます。はじめからトリッシュをいなかった事にしてしまえば、いままでにトリッシュから漏れてしまっていたかもしれない自分の秘密を心配する必要がなくなるからです。
 そしてこれからの展開の予想としては、瀕死のブチャラティからジョルノ、フーゴ達はボスの「時間を消し飛ばす能力」を伝えられ、なんとかアバッキオを説得し、全員でボスに立ち向かいます。(この時点でブチャ死ぬ。)ムーディーブルースを駆使し、なんとかボスの動きをとらえ、フーゴがボスにウィルスをくらわせることに成功します。ボスの体がみるみる溶けていき、「貴様の絶頂もここで終わりだな・・・・。」てなことまで言われます。だがしかし、ボスは死ぬ直前キンクリのもうひとつの能力を、油断していたフーゴに発動します! フーゴは存在を消され、当然ボスの溶けかかっていた体も完治してしまいます。しかもジョルノ達はフーゴが始末されたことを認識することすらできないのです。形勢はいっきに逆転、ジョルノ達大ピンチです。(ブチャラティをこの能力で消さなかったのはトリッシュをつれてこさせるため。)

 ちなみにいままでの経緯はフーゴが消されたことによって全て歴史が書き換えられる事になります。フーゴの出番が少なかったのもこのへんに理由があったわけです。書き換えられる事によってナランチャはブチャラティが直接チームに入れたこととなり、「鏡のイルーゾォ」もジョルノとアバッキオの二人で倒した事になります。(フーゴがいない時のイルーゾォの倒し方ですが、まず、アバッキオが鏡の世界に取り込まれてしまいます。そして、マンインザミラーの秘密に気付いた後、アバが外の世界で、Mブルースをイルーゾォの0秒前の姿に再生させます。ジョルノはそれをみながら、わきのでっかい壁に命を吹き込んでなんかでっかい生物にします。そしてMブルースめがけてその生物をぶっ倒します。当然鏡の中の壁もくずれて、イルーゾォはつぶれて死ぬ・・・。こんなんで死ぬかな?)

 そして、フーゴを失いボスのもうひとつの能力にも気付かないジョルノ達。だがそこでアバッキオの新能力「メモリー・トレース」(KTRさん拝借します。)によって再生した人間の記憶を探る事ができるようになり、ボスの能力と、いままで二人もの仲間が消されていた事に気付くジョルノたち。(フーゴの前にも一人消されている。ブチャチーム本当は7人だった。)

 そこでジョルノが攻撃してきたボスに対し、久々「はねかえす能力」を使います! いままでこの能力をあまり使わなかったのはいざという時、虚をつくためだったのです!そしてジョルノとボスは完全に消滅してしまいます。これによって、ボスの子であるトリッシュも消滅し、ボスに殺されたブチャラティも生き返ります。(というか、死んでなかった事になります。)

 そしてブチャラティ、ミスタ、ナランチャ、アバッキオは何事も無かったかのように過ごしていきます。(パッショーネという組織自体、存在しなかったことになるので)はじめから存在しなかったジョルノ。しかし、神のいたずらか、ブチャラティ達には何故かジョルノの記憶が・・・。「オレ達はこの偉大な黄金なる遺産を決して忘れはしないだろう・・・・。」とつぶやき空を見上げるブチャラティ。空にジョルノの顔が浮かび、「第五部完」の文字が・・・・。
 そして次週から、存在を消されたジョルノに代わって生まれた「もうひとりの」DIOの息子が主人公の第六部が始まる・・・・。

 ってめちゃくちゃな妄想なので我ながら絶対こんな展開は無いだろうと思うッス。

 うーん、面白い。特に「フーゴの出番が少なかったのも………」がそそる。ここまで計算していたらまさに天才(えてしてキャラってひとりで歩きがちだからねぇ)。クリムゾンの最終奥義炸裂でストーリーがねじ曲がってしまうというのはまさに吉良とだぶって、ありそうですね。

 これに加えて、「ボスが一度負ける」「追いつめられる」というのも十分考えられます。そして、もう絶対終わったという状況でボスの(当然自覚しているところが吉良のようなキャラとは違うのだ)新能力発動。フーゴがボスの記憶の中でしか残らない人物となり………って、結構フーゴがかわいそうな能力ですな。

 そしてここにも「ブチャラティが(近いうちに)死ぬ」とあって、従来「チームのリーダー格だから死なないだろう」と言われていたブチャラティがアバッキオ以上に死ぬという疑いが濃くなってまいりました。現在のところ、「すでに死んでいる」という見方もできそうだし、これはブチャファンにはなかなか恐いところ。

 妄想?ながらも、緻密に考えられていて圧倒された予想でした。今後のフーゴの扱い、ジョルノの動きにまだまだ異論のある方、投稿カモーン。


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